忙しい日や疲れているときなどはワックスをつけたまま寝てしまうといったことを経験した事がある人も多いと思います。ワックスをつけたまま寝ると翌朝起きたときになんか頭がかゆかったり、枕元に抜け毛が多く感じたりしたことはありませんか?
実際「ワックスをつけっぱなしで寝るとハゲる」といった噂を聞いたことがある人も多いと思います。
そこでAGA総回診ではその噂の真相を検証していきたいと思います。
目次
ワックスをつけたまま寝るとハゲる!?みんなの声は?
ハゲに関する噂はよくききます。お風呂上がりに髪を乾かさないとハゲるとか茶髪にするとハゲるといった噂もあります。ワックスをつけたまま寝るとハゲるという噂も一般的になっているようで、実際にネットを調べてみるとワックスをつけたまま寝るとハゲるといった趣旨の噂が確認できます。
毎日のようにワックスをつけっぱなしで寝ている人がいますね笑
ワックスつけたままだったから禿げそう
— みっすー (@missu_0715) 2017年7月17日
分かるよ!!ワックスつけたまま寝るとハゲるよ!!それくらい俺だって分かるよ!!でも眠いんだよ
— ネコソギ (@EirEM51MFxyzaPR) 2017年6月17日
最強ワックスつけたまま寝落ちよくするから確実にハゲコース辿ってるわ😇
— とぴあ【BULTS】 (@yuutopiaxyz) 2017年4月21日
ワックスつけたまま寝る事多いんだけど
ハゲるんかな— ロンタ (@tarotarotaron58) 2017年4月6日
ワックスつけたまま寝るという苦行
まじでハゲまっしぐら
でもシャワー浴びる体力がすでにない— ですぴさも (@KariagePizza) 2017年4月1日
ワックスつけたまま寝て起きたらシャワーで剥がしてまたつける
将来絶対ハゲる(確信)
— おしのはら (@_shikepon) 2017年3月24日
ワックスつけたまま寝てたしハゲる😄
— なみ🌊 (@nami_nico) 2017年3月2日
みんな口をそろえてワックスつけたまま寝てるから将来ハゲると言っていますが実際ワックスはハゲの原因になるのでしょうか?
答え:ワックスをつけたまま寝ることはハゲの原因になりうる!
実際にワックスをつけたまま寝るという事がハゲの直接的な原因になるというわけではありません。
そのため1日くらいワックスをつけっぱなしにしたからといってすぐ薄毛になったり、抜け毛が多くなったりということはありませんが、習慣的につづけていると薄毛の原因になってしまうことが考えられます。
一般的にハゲや薄毛の原因は以下のような事が挙げられます。
- 遺伝的な要因によるヘアサイクルの乱れ
- ストレス
- 頭皮環境の継続的な悪化
いわゆる男性の薄毛は男性型脱毛症(AGA)といって遺伝などによって決まっていると言われています。
しかし薄毛は遺伝だけでなくストレスや頭皮環境など様々な要因が合わさって起こります。
ワックスをつけたまま寝るのはなぜハゲる原因になるのか?
ワックスをつけているからと言ってハゲるとは限りません。しかし、ワックスなどの整髪料をつけたまま長時間過ごすと頭皮の環境が悪化してしまい、結果として薄毛の原因になってしまいます。
ワックスが薄毛の原因になってしまう理由は主に以下の3つがあります。
理由1 界面活性剤が髪や頭皮に悪影響を与える
ワックスなどの整髪料の多くには界面活性剤という成分が含まれています。この界面活性剤は洗剤やシャンプーなどに含まれている成分です。
界面活性剤にはタンパク質を分解する作用があります。
人間の髪の毛はタンパク質でできているため、長時間つけ続けていると髪の毛がダメージを受けてしまって、せっかく生えている健康な髪がいたんでしまう可能性があります。
さらに、長時間ワックスをつけたままにしたことがある人はわかると思いますが、頭皮が痒くなると思います。
これはワックスが頭皮に付着してしまった結果、頭皮がかぶれてしまっている状態です。これは髪の毛と同様に、皮膚もタンパク質でできているためです。
頭皮環境が悪化してしまうことは薄毛の原因の一つなのでこのような状態が習慣的に続くと髪の毛が十分に成長することができず、ハゲる原因になってしまいます。
理由2 ワックスをつけたままにすると毛穴がふさがってしまう
ワックスは正しくつければ頭皮に付着することは避けられるのですが、付け方が悪いと毛穴をワックスがふさいでしまう事があります。
その状態でワックスをつけたまま寝ると、毛穴から排出されるはずの汗や皮脂などの老廃物が溜まってしまいます。
そうすると髪の毛に必要な栄養が行き渡らなくなってしまい、抜け毛や薄毛の原因になります。
理由3 枕や布団に細菌やダニが繁殖してしまう
ワックスをつけたまま寝るということは夜にシャンプーをせずに寝ている事になります。髪の毛は日中に汗をかいたりして汚れが付着している状態になっています。
とくにワックスをつけているとより汚れがつきやすくなっています。
このような皮脂やホコリなどの汚れは細菌やダニの餌になってしまいます。ワックスをつけたまま寝ると枕や布団にこういった汚れが付着し、そこに細菌やダニが繁殖する可能性があります。
このようなことが続くとフケ、臭い、抜け毛などが発生するようになり頭皮環境が悪化します。
その結果薄毛になってしまうということです。
ワックスをつけたまま寝てしまったときの対処法①
ではワックスをつけたまま寝てしまったときにはどうすれば頭皮環境の悪化を少しでも防ぐことができるのでしょうか。
まずは起きてすぐにワックスを落とすことが大切です。
その際にしっかりとシャンプーを行いいつもよりもしっかりとすすぐことが大切です。
ワックスをつけているときのシャンプーの方法を紹介します。すこし普通のやり方とは違うので覚えておくと得するかもしれません。
以下に美容師の方の解説動画があるので紹介します。
1.シャンプーする前にコンディショナー!
まず髪をしっかりと濡らします。
次にシャンプーをする前に髪の毛にコンディショナー、トリートメント、リンスをつけて髪全体によくなじませます。
これは乳化といって化粧を落とすときにクレンジング剤で落とすのと同じ原理で、ワックスはほとんど油分でできているため、油によくとけるという性質があることを利用して髪の毛に付着したワックスを浮き上がらせる事ができます。
ただし、この時にコンディショナーは頭皮につかないように気をつけましょう。
髪全体になじませたらヌルヌルした感覚がなくなるまでお湯でしっかりと洗い流しましょう。
2.髪の毛を洗うようにしっかりとシャンプーをする
普通シャンプーをするときには頭皮をマッサージするようにしっかりと洗うというのが正しいシャンプーです。ただしワックスを付けたまま寝てしまった場合は髪の毛にワックスの成分が残っているためまずは髪の毛についたワックスが完全に落ちるまで髪の毛を中心に洗っていきましょう。
このとき、しっかり洗おうとして地肌を何回もシャンプーしたりすると頭皮に必要な最低限の油分まで取り除いてしまい、余計に頭皮環境を悪化させてしまいます。
そのためまずはワックスが落ちるように髪の毛をしっかりとシャンプーしましょう。
3.いつもより長めにシャワーですすぐ
しっかりと髪の毛を洗ってワックスのベタつきが落ちたらシャワーですすいでいきます。
このときすすぐ時間はシャンプーをした時間の3倍くらいすすぐのが良いと言われています。
しっかりとすすぐことによって頭皮にワックスやシャンプーなどの成分を残さないようにしましょう。
4.すすぎながら指で頭皮をしっかり洗う
シャンプーのときに髪の毛を中心に洗っていったので今度はお湯ですすぎながら指の腹で頭皮をしっかりと洗っていきましょう。
地肌をマッサージするように洗っていくことで頭皮についた汚れを落としていきます。
このとき湯シャンで行うことによって頭皮に与えるダメージを最小限にすることができます。
ワックスを付けているときに2回シャンプーしてはいけない?
よくワックスをちゃんと落とすために2回シャンプーをするという人がいますが2回シャンプーをするのはあまり良くありません。
なぜならシャンプーを2回することによってワックスのベタつきを落とすこともできますが頭皮の油分を取り除きすぎてしまうためです。
美容室などでシャンプーをするときには2回シャンプーをすることがあります。これには理由があり、美容室で使っているシャンプーはアミノ酸系のシャンプーを使っていて、頭皮への刺激が少なく、薄毛にやさしいシャンプーを使っているからです。
市販のシャンプーのほとんどは石鹸系や石油系などの洗浄力の強いシャンプーを使っているため同じようにすると頭皮へのダメージが大きくなってしまうのです。サロンなどでも人気のあるアミノ酸系シャンプーのおすすめの商品を紹介しておきます。
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まとめ
ワックスを長時間つけていることはハゲる原因になりうるということでした。
もしうっかりしてワックスをつけたまま寝てしまったときは今回紹介したような方法でシャンプーをするといいでしょう。